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【ゲーム】ドラえもん のび太と復活の星(SS) 【作者名】ドクオニ(仮) 【完成度】更新中(08/09/06~) 【動画数】 【part1へのリンク】 【マイリストへのリンク】http //www.nicovideo.jp/mylist/7922415 【備考】 名前 コメント
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アリアンロッド2E 「パリス動乱」 GM ふりかけ 新トラップ インビジブルレインボー 世界観 神殿に登録された冒険者となり、妖魔と呼ばれるいわゆるモンスターの討伐等々をするTRPGです。 ここには人間のほか、いわゆるドワーフやエルフ等々のような様々な種族が存在しています。 神話のように、神があるとき世界を作り、その世界がいくつかの時代を経て現在まで歴史を紡いできたという世界です。 現在ではエリンディル大陸の西方には4つの国が大国として存在しており、古来よりの強国「エルーラン王国」、遊牧民の国「キルディア共和国」、大陸西方の統一を狙う「神聖ヴァンスター帝国」、対ヴァンスター都市国家連合「パリス同盟」の4大国です。これら4大国が互いに勢力を伸ばす機会をうかがいつつ、妖魔との戦いも続いています。 公式サイトは こちら あらすじ 今回のキャンペーンでは、エリンディル西方ガイド記載のキャンペーンシナリオを使用します。 このキャンペーンはパリス同盟の主要都市が一つ、”水の街“クラン=ベルを拠点に、エリンディル西方の転覆を狙う妖魔の暗躍を打ち破る英雄譚が描かれます。 出身も立場も異なる5人の冒険者たち。果たして、妖魔どもの計画のキー、古代兵器「アラドヴァル」は妖魔たちの手に渡ってしまうのか、それとも未然に防ぐのか。転覆計画を破綻に追い込むことはできるのか…? 冒険の舞台が、君たちを待っている。 今回予告 ハンドアウト PC紹介 PC① [部分編集] フリート 18 男性 ネヴァーフ レベル 1 メインクラス/サポートクラス ウォーリア/バイキング PC② [部分編集] PL K.* フランシス 43 女性 エルダナーン レベル 4 メインクラス/サポートクラス アコライト/セージ スキル: イモータリティ 1 (→トリビアリスト 1) プロテクション 3 ヒール 1 クイックヒール 1 アフェクション 1 エフィシエント 5 エンサイクロペディア 1 コンコーダンス 1 トゥルースサイト 1 ファーストエイド 1 トレーニング 知力 1 トレーニング 精神 1 モンスターロア 1 PC③ [部分編集] PL Shu ディセンバー ? 男性 フェイ(ナイトメア) レベル 3 メインクラス/サポートクラス メイジ/ニンジャ⇒メイジ/ダンサー 種族スキル 《フェイ:ナイトメア》1 クラススキル 《ファイアボルト》1 《マジックブラスト》1 《リゼントメント》1 《ファイアロード》3 《コンセントレイション》1 《ファイアクラップ》1 《ハンドシンボル:爆》1 《ホーミングヒット》1 一般スキル 《スペシャリストⅠ:火》1 《フェイス:ダグデモア》1 《トレーニング 敏捷》1 《トレーニング 筋力》1 PC④ [部分編集] PL:ToC イーヤ・アレクセーヴァ 18 女性 ヴァーナ(アウリク) レベル 1 メインクラス/サポートクラス シーフ/ガンスリンガー スキル ヴァーナ:猫族 1/1 トレーニング:敏捷 1/1 ワイドアタック 1/5 ファインドトラップ 1/1 ピアシングストライク 1/3 バタフライダンス 1/1 キャリバー 1/1 アームズマスタリー:魔導銃 1/1 PC⑤ [部分編集] エス 16? 女性 ヒューリン レベル 1 メインクラス/サポートクラス ウォーリア/サムライ ここまでのお話(前週の活動の一言) [部分編集] 「ここは通すわけにゃあいかねえzブベラァ!」遺跡に入り、何だか分からない(神のようなPLのメタ思考の)力により足跡の少ない左の道へ。宝箱を漁っていた別動隊であろう妖魔が未知の超強力な新トラップを引っ提げて冒険者を排除にかかったが、力及ばず。 ふぅ、素晴らしいクライマックス戦闘でしたね…次の部屋探索しますか、分かれ道の反対側に行きましょうか 探索は続く コメント欄を設けました、ご活用ください 何となく自分のキャラのスキルとかを編集してみました -- (Kなんとか) 2016-10-25 23 06 01 名前 コメント すべてのコメントを見る
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第九十一話「前夜・1」 「はい、お手」 少女がにこにこ笑いながら目の前の真っ白い犬に手を差し出す。 彼女の名は芙蓉楓。稟とプリムラの同居人にして、学園三大プリンセスの一人と称される美少女。彼女のためなら 命をも捨てる狂信者たちから女神の如く崇められる存在である。 そんな彼女に笑いかけられれば、大概の雄生命体は陥落することだろう。しかしながら、その犬―――ペコは違った。 「くぅーん・・・」 素っ気無く鳴いて、ぷいっとそっぽを向いてしまう。普通の人間の前ではとりあえず普通の犬のように振舞っているが、 お手などという人間に媚びるような行為はもっての他と言わんばかりの態度である。 「うーん、ペコちゃんは人見知りする子なんでしょうか・・・」 楓は苦笑しつつペコの頭を撫でた。 長らく留守にしていた稟とプリムラが帰って来て、さらには異世界へと戻ったはずののび太やドラえもんまでいたことに 驚きつつも喜んでいた彼女は、落ち着いた所で足元にいた愛らしい犬に気付いた。 犬好きでもある彼女は早速スキンシップを図ろうとしたのであるが、結果は今一つであった。 「仕方ない。ペコは、とても辛い過去を持っているの・・・」 プリムラが語り始めた。 「親と死に別れ、心無い人に生き埋めにされそうになって、何とか逃げ出すも苛酷な野良生活、泥まみれのぼろぼろの 身体を引き摺り、のび太や青玉に拾われるまで明日をも知れぬ日々を送っていたの・・・」 まるで見てきたかのように暗いバックストーリーを語る。しかも、結構事実に近かった。 それを聞いた楓は目を潤ませてペコを抱き上げ、頬ずりする。 「そんな酷い目にあったんですね、可哀想に・・・よしよし、怖くないですよ。ここにはあなたをいじめる人なんて どこにもいませんから」 「わん!?わんわんわん!わんわん!」 それに反論するかのように激しく鳴いた。いじめる人なら今ここにいる。具体的に言うと、ツインテールの耳長娘だ。 多分そう言っているのだろう。 「なはは、形無しだなあ、ん?」 テーブルに座ってラーメンを啜っていたUSDマンが愉快そうに笑った。 「・・・あんたは何故に堂々とウチでいきなりラーメンを食ってるんだ?」 稟がそう聞くと、USDマンはふんと鼻を鳴らした。 「いたらわりいか」 堂々と言い返されると、言葉も出ない。 「いや、悪くはないけどさ・・・」 「いいんですよ稟くん。稟くんやのび太くんのお友達なんでしょう?」 「ほら見ろ。可愛いこちゃんもこう言ってくれてるぞ」 楓のご好意に甘えまくるUSDマン。これくらい図太くないと、最強などと自認できないのかもなあ・・・と、のび太は 変な所で感心した。 そんな稟たちの様子を見守りつつ、のび太とドラえもんはそっと家を出た。 こんな日常も、今夜が最後かもしれない―――そう思っていた。 シュウとの最終決戦―――決行は、明日。それが皆で話し合った結果だった。 ならば今夜は、今夜だけは、騒がしくも暖かい、日常を過ごそう。 誰もがそう思い、それを実行することにした。 それぞれの最後の夜。みんなはどう過ごしているのか。 のび太とドラえもんは、魔王の家の前に立った。中からはドンチャン騒ぎの音が聞こえてくる。 「やってるみたいだね・・・」 家に入っていくと、まさに酒池肉林。メンバーは神王と魔王のおっさんコンビを筆頭にアスランとキラ、リルルを筆頭と したメカトピアの面子、ジャイアン、スネ夫、しずかであった。 ちなみにジャイアンとスネ夫はすでに酔いつぶれている。子供の癖に、飲みすぎだ。 二人に気付いたアスランが声をかけてくる。 「おお、のび太にドラえもんも来たか!ささ、遠慮するな。自分の家だと思ってくつろぐしかないじゃないか!」 「アスランの家じゃないくせに・・・」 当のアスランはシャツとトランクス一丁で、地べたに胡坐をかいて座っていた。 他人の家だというのにリラックスし過ぎだ。 「いいんだよ、のび太ちゃん。このくらい気軽にしてくれた方が我々も堅苦しくなくていいからね」 「おうとも。無礼講で行こうぜ」 「マジで?じゃあ俺もおじさんたちのこと神ちゃんにまー坊呼ばわりでいい?」 「「いいともいいとも!」」 二人とも王様のくせして、いいのかそれで。相変わらずの二人に、呆れ返るのび太だった。 それを尻目にアスランは焼酎をぐびぐび飲み干しながら、ごま塩らしきものが振られた白くて三角の食べ物を口に入れた。 「いやー、美味いな、この饅頭!」 「饅頭って・・・これ、おにぎりじゃないの?」 キラが首を捻る。目の前にあるのは、どう見てもおにぎりだ。 「固いことを言うな。饅頭って言ってるんだから、饅頭ってことにしとけ。MUSASHIスタッフに怒られるぞ」 「うーん・・・」 釈然としないキラであった。 「けど、こうして騒いでいていいのかしら?明日には、最後の戦いが始まるっていうのに・・・」 リルルが不安そうに言うと、アスランは胸をそびやかした。 「心配するな、リルルよ。俺たちは次は絶対に負けない・・・何故ならば・・・」 いつになく真剣なアスランを、皆固唾を呑んで見守った。 「何故ならば・・・負けられない理由があるからだ!」 「・・・・・・・・・・・・どういう理由?」 「・・・・・・・・・・・・すまん、言ってみただけだ」 全員ずっこけた。 「しかし、負けられないという気持ちは本物だとも!だからどうか応援よろしく、中華料理屋の息子ケンに病弱な勝治、 そしてエセ外人のロイドさん!」 「誰のことを言ってるんだ、貴様」 「ケンがディアッカ、何故なら炒飯だから。勝治はニコル。何か死にそうだから。エセ外人はイザークだ。これには 特に理由はない。余り物ということで一つ」 「ちっ・・・全く、緊張感のない奴だ。そんなことで明日の戦いに勝てると思ってるのか?」 イザークはそっぽを向いてしまった。 「大丈夫だ。俺と∞ジャスティスは数々の試練を共に歩んできた・・・共に滝に打たれ、共に夕日の河原でタイヤを引いて 走り、共にシャドーボクシングに精を出した・・・」 「どれも意味ないしうさんくさいよ」 律儀にツッコミを入れるキラ。しかしそれを無視してアスランの話は続く。 「そして第一話にして悪の首領であり実の父と決戦!昨日までの俺では勝てなかったが俺は一秒ごとに成長し強くなる 男だから何とか勝てたのであった!ちなみに母さんには父さんが悪の首領なのはナイショだぞ!」 「なに、そのグダグダなストーリーは・・・」 さすがのキラも呆れ返るのであった。 「てゆーかもう、この話自体やめようよ。MUSASHIならともかく、カ○トボーグの話なんて誰が分かるのさ」 「・・・そうだな。我ながらやってて虚しくなってきた」 アスランはコップに焼酎を入れなおし、またちびりちびりやり始めた。 「もう・・・相変わらずだよね、アスランは。ねえ、しずかちゃん」 「え?ええ、そうね・・・」 しずかはどことなくぼんやりしているようだった。 「・・・アザミのこと、考えてたの?」 「それもあるわ。あと・・絵本って人」 「絵本さん・・・あの人が、どうかしたの?」 「アザミがどこで死んだのかを聞いてきたわ。場所を教えたら、今からそこに行ってくるって・・・どういうつもり なのかしら・・・」 「・・・・・・」 確かに気になるところだったが、気にしてもしょうがないことだった。 その後も未だに宴会を続ける一同(主にアスランとおっさんコンビ)に呆れて、のび太とドラえもんは魔王宅を辞した のだった。
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前へ 現在の状況 のび太 203番道路 手持ち ヒコザル ♂ LV13 モモン(コリンク) ♂ LV9 静香 203番道路 手持ち ペンちゃん(ポッチャマ) ♂ LV15 ムーちゃん(ムウマ) ♀ LV15 スネ夫 ??? 手持ち エル(ナエトル) ♂ LV12 出木杉 ??? 手持ち ミニリュウ ♂ LV16 ユンゲラー ♂ LV17 他不明 ――クロガネジム―― 「ペンちゃん、泡」 の攻撃に、ジムリーダー・ヒョウタのズガイトスが怯む。 この攻撃で、静香は既にイワークを撃破していた。 静香の戦い方は見事だった。 相性で有利とはいえ、敵を寄せつけずに完封している。 それにくらべて、僕は…… ――ルーキー狩りとの勝負、勝ったのは僕だった。 衝突の瞬間、エレキッドの攻撃は成功しなかった。 幸運なことに、連発していた雷パンチのPPが切れていたのだ。 でも、所詮それは運に助けられただけの結果。 PP切れがなければ、きっと僕は負けていた。 安易な挑発にのって、何レベルも上の敵に突っ込んで行って…… ホント、馬鹿みたいだ。 「もう一度泡!」 ダメ押しといわんばかりの泡攻撃で、ズガイトスが崩れ落ちた。 敵の残りポケモンはもういない、ということは…… 「やった! 静香ちゃんの勝ちだ!」 思わず、観客席のベンチから飛び上がってしまった。 フィールドでは、静香がペンちゃんを笑顔で抱きかかえている。 と、その時。 突然、ペンちゃんの体が眩い光に包まれた。 「まさか……」 話は何度も聞いているが、生で見るのは初めてだ。 ポケモンの、進化を見るのは…… 光が消えた時、そこにいたのは今までのペンちゃんではなかった。 体は倍以上大きくなり、つぶらな瞳は小さく鋭くなり、何よりいままでより逞しく見えた。 「し、しんかした……ペンちゃんが……」 静香も僕と同じく、しばらく呆然としていた。 おそらく彼女も、進化を生で見るのは初めてだったのだろう。 それが自分の腕の中で起こったのだから、尚更のことだ。 「進化したか……おめでとう、静香さん」 歩み寄ってきてヒョウタの一言で、静香はようやくその事実に気付いたようだ。 先程よりもよりも何倍も眩しい笑顔で、ポッタイシになったペンちゃんを抱きかかえている。 しばらくして、バッジを受け取った静香が僕のところへ戻って来た。 「バッジゲットとペンちゃんの進化、おめでとう」 僕がそう言うと、静香は照れくさそうに笑みを浮かべた。 そしてその後、やや真剣な顔に戻って言う。 「次はのび太さんの番ね、がんばって」 そう、続いては僕がヒョウタに挑む番だ。 僕は意を決して、フィールドへと近づいて行く。 一歩、また一歩と近づいて行く。 ヒョウタが戦いに備えてポケモンを回復させているのが見えた。 胸の鼓動が激しさを増して行く。 今までにないくらい、緊張しているのだ。 ようやくフィールドに辿り着いた僕は、大声でヒョウタに呼びかけた。 「よ、よ、よろちっ……よろしくおねがいします!」 正面にいるヒョウタが、苦笑いを浮かべてボールを構える。 いきなり噛んでしまったが、バトルではこうはいかせない。 覚悟を決め、ヒコザルのモンスターボールを放り投げた。 敵はイワーク、ヒコザルの苦手な岩タイプだ。 こちらの手持ちのタイプは炎・雷……敵の使う岩タイプには不利だ。 しかも、モモンには多くを期待できない。 最低でも、ヒコザルだけでイワークは倒さなければ…… 「イワーク、体当たりだ!」 ヒョウタの命令を聞き、迫り来るイワーク。 ヒコザルは、ジャンプしてあっさりとそれをかわす。 そして、上空から火の粉を放って攻撃する。 「よし、いいぞヒコザル! その調子だ!」 思い描いていた通りの展開に、ニンマリと笑みを浮かべる。 先の静香のバトルで、イワークのスピードを観察させてもらった。 巨体にしては意外と素早い動きだった。 だがヒコザルなら、あの程度はなんなく避けられる。 そういう確信があったから、“敵の攻撃を避けつつひたすら火の粉を撃つ”という作戦に出たのだ。 ……そして、どうやらその作戦は的中のようだ。 イワークの体当たりを、ヒコザルはまたも難なくかわす。 その姿を見て、自信が生まれてくる。 この勝負、勝てるかもしれない。 「凄いね、君のヒコザル。 体当たりを当てられる気が、全くしないや」 ふと、ヒョウタがそんなことを言って苦笑いする。 僕は嬉しそうに、「ありがとうございます」と返す。 それを聞いたヒョウタは、またも笑みを浮かべて言う。 「だから、もう直接攻撃はしないことにするよ」 こんどは苦笑いではなく、楽しそうに笑っていた。 「イワーク、岩落としだ!」 ヒョウタの命令と共に、イワークがいくつもの岩を宙から降らせる。 「まずい、あれに当たったらかなりのダメージが!」 ヒコザルは、フィールドを縦横無尽に駆け回る。 そして、岩の一つ一つを丁寧にかわして行く。 「へえ……この技も見事に避けるとはね。 でも――」 彼が言おうとしたその続きは、なんとなく予想できた。 『このままでは、ヒコザルは攻撃に転じることができない』 そう言いたかったのだろう。 このままいくと、いずれ岩が命中してやられてしまう。 そうなる前に、どうにかしなくてはならない。 なら―― 「ヒコザル、岩を避けながら火の粉!」 僕が命令すると、ヒコザルは一瞬躊躇いを見せながらも、それを実行する。 効果はいま一つとはいえ、何度も火の粉を浴びたイワークはだいぶ弱っている。 「よし、いけるぞヒコザ…… 「甘いよ、のび太君」 僕の嬉しそうな声を、ヒョウタが遮る。 その時だった。 ヒコザルの頭上に、巨大な岩が迫っていたのは。 フィールドに響き渡る、鈍い音。 次いで目に入ってきた、うずくまるヒコザル。 その姿を見て、ヒョウタが声を上げる。 「よし、この隙に体当たり!」 イワークが、その重い体をヒコザルへと近づけて行く。 「まずい! ヒコザル、立って!」 とっさに、そう叫んでいた。 だが、ヒコザルは動けない。 岩落としのダメージは、相当なものだったようだ。 次の瞬間。 ヒコザルはイワークと衝突し、吹っ飛ばされた。 「ヒコザル、戦闘不能!」 審判員であるジムの門下生の声が響き渡った。 「ヒ、ヒコザル! 大丈夫か!」 慌てて、ヒコザルに駆け寄る。 ヒコザルは笑みをつくり小さく頷いた。 「お疲れ様、休んでいいよ」 僕はそう言って、ヒコザルをモンスターボールに戻した。 これで残りは一体、後がなくなってしまった。 「慌てて、無理やり攻撃に転じようとしたのが失敗だったね。 火の粉のほうに気が向いて、守りが疎かになってしまったみたいだ」 ヒョウタのアドバイスが、痛いほど身にしみた。 こちらは残り1体、しかもレベルでも相性でも不利なモモンだ。 おまけにモモンは、これが始めての戦闘である。 不安要素を挙げ始めたら、キリがない。 これじゃあ、九分九厘負けは決まったようなものだ。 でも、もしかしたら勝てるかもしれない…… 心の底で、そんな淡い希望を抱いていた。 敵は2体といっても、1体目のイワークはもう倒れかけだ。 うまくイワークを切り抜けて、相性で互角なズガイトスと一対一に持ち込む。 後は……なるようになるさ、きっと。 もしかしたら、モモンが物凄く強い可能性だってあるんだし。 そんなふうに考えて、必死に希望を見いだす。 そしてその希望に縋りながら、モモンのボールを投げた。 現在の状況 のび太 クロガネジム 手持ち ヒコザル ♂ LV13 モモン(コリンク) ♂ LV9 静香 クロガネジム 手持ち ペンちゃん(ポッタイシ) ♂ LV16 ムーちゃん(ムウマ) ♀ LV15 スネ夫 ??? 手持ち エル(ナエトル) ♂ LV12 出木杉 ??? 手持ち ミニリュウ ♂ LV16 ユンゲラー ♂ LV17 他不明 ボールから出てきたモモンは、キョロキョロと辺りを見回す。 どうやら、初めてのバトルに戸惑っているようだ。 ふと顔を見上げると、そこにいるのは自分の何十倍も大きなイワーク。 そして、そのイワークと目が合う。 瞬間、イワークは激しい雄叫びを上げる。 モモンの体が、硬直した。 思えばこの時、すでに勝負はついていたのかもしれない。 「イワーク、体当たり!」 ヒョウタの命令で、イワークが迫ってくる。 「モモン、避けて体当たり!」 それくらいしか戦略を思いつかなかった僕は、慌てて命令する。 だが、モモンは動かない。 ……いや、動けないというべきか。 そして、イワークの体当たりが直撃した。 「モ、モモン! だ、大丈夫か?」 慌てて叫ぶと、モモンはなんとか立ち上がった。 だが、そのダメージはかなり深刻そうだ。 よく見ると、その目は完全に怯えきっていた。 「もう一度、体当たり!」 再び、イワークが迫り来る。 モモンは、必死に走ってその攻撃から逃れようとする。 「いいぞモモン、体当たりで反撃するんだ!」 僕は、ガッツポーズを取りながら命令する。 だが、モモンはその言葉の通りには行動してくれない。 モモンは、ただひたすらに逃げ回っていた。 それから2分ほどたったが、依然状況は変わらない。 モモンは、一心不乱にイワークから逃げ続けている。 「どうしたモモン、なんで反撃しないんだ!」 僕が、怒りの篭った声で言う。 だが、その言葉はモモンに届かない。 「のび太さん、もう無理よ!」 静香の声が聞こえてくる。 たぶん、もうバトルを止めろと言いたいのだろう。 でも、でも…… バトルはまだ、終わったわけじゃないんだ。 ここで止めるなんて、ただの“逃げ”じゃないか。 そんな時突然、イワークの姿が消えた。 ヒョウタが、ボールの中に戻したのだ。 「審判、もうバトルは終わりだ」 彼は冷ややかに、そう宣言した。 「え……あ、はい! 以上でこの試合を終了とする!」 審判は戸惑い、慌てて試合終了の宣言をする。 「どういうことですか、ヒョウタさん! まだ、バトルは終わってなかったじゃないですか!」 勝負を終わらせたヒョウタに、僕は食って掛かる。 納得がいかなかった。 こんなふうに挑戦を退けられるなんて、あんまりだ。 「どういうことと言われても…… 見ての通り、もうこれ以上戦う必要はないと判断したからさ」 当然のように言い放つヒョウタに、僕はますます怒りを覚える。 「そんなの……やってみなきゃ分からないじゃないですか!」 僕がそう言った、ヒョウタは少々語気を強めて言い返した。 「いい加減にするんだ、のび太君。 ……先程のバトル、君のコリンクがどれだけ苦しんでいたか気付かなかったのかい? あんな怯えきったポケモンに、バトルを強制するなんて…… あんなのは……ただの“虐待”だよ」 その言葉を聞いた瞬間、目の前が真っ白になった気がした。 “虐待”だって? 僕が、モモンを? そんなわけがない、モモンは僕の大切な仲間だ。 ――でも、でも何故だろうか。 ヒョウタに、反論するための言葉が見つからないのは…… それから、何分ほどの時間が経ったのだろうか? 僕はずっと、顔を俯けたまま立ち尽くしていた。 近くで、ヒョウタが門下生に何か話しているのが見えた。 『あの挑戦者のようなバトルは、してはいけないよ』 そんな風な、アドバイスをしているのかもしれない。 悔しかった。 悔しかったが、やはり否定することはできない。 「のび太さん……」 静香が、心配そうに近づいてきた。 僕は、まだ顔を上げることができない。 「初めてのジム戦で、いろいろ戸惑っていたのはわかる。 ……でも、私もヒョウタさんと同じ意見なの」 「えっ?」 静香の目にも、映ったのだろうか。 僕が、モモンを虐待しているように…… 「のび太さんの目には、バトルに勝つことしか映ってないみたいだった。 正直、モモンがかわいそうだったわ……」 静香はそう言ったあと、黙り込んでしまった。 しばらく気まずい沈黙が続く…… それからはジムを出て、ポケモンセンターまで無言で歩いていった。 ポケモンを回復させるため、二つのモンスターボールを取り出す。 その時ふと、モモンの様子が気にかかった。 ボールから、モモンを出してみる。 その時、愕然とした。 モモンの目は、態度は、明らかに僕を避けていたのだ。 一度目があったが、またすぐに目をそらされる。 こんな姿、全く想像がつかない。 仲間になった時は、あんなに幸せそうだったモモンからは…… 「のび太さん……」 傍らにいる静香が、何か言おうとして止めた。 僕はそんな彼女の目を見て問う。 「ねえ、静香ちゃん。 ……やっぱり、僕は間違っていたのかな?」 彼女は少し躊躇ったあと、小さく「おそらく」と呟いた。 「そっか、そうだよね……」 僕も同じように小さく呟き、モモンをボールにしまった。 自分自身を戒めるように、頬を強くつねってみた。 自分が、歯がゆくて仕方がなかった。 ポケモンの気持ちなど全く考えず、ただ勝つためだけにバトルをしていた自分が。 今のモモンに、僕の姿はどう映っているのだろうか? おそらく、もうパートナーとしては見てくれていないんじゃないのか? そんな疑問が頭の中を駆け巡り、自分がますます嫌になった。 ――そして僕は決意したんだ。 不甲斐ない、自分に別れを告げようと。 少しでも、ポケモンたちのパートナーに近づこうと。 「ねえ、静香ちゃん。」 静香に向き合って、自分の真剣な気持ちを告げる。 「僕は、もう一度モモンのパートナーに戻りたい。 そして、再びジム戦に挑んで勝ちたい。 今日みたいな、独りよがりな戦いじゃなく…… 今度は、今度はヒコザルやモモンと一緒に!」 「のび太さん、私……」 静香はしばらく呆然とした後、僕に微笑みかけた。 「そう言ってくれて、嬉しいわ」 その言葉につられ、僕の顔にも自然と笑みが浮かんだ。 それからしばらく、静香とこれからのことを話して合った。 「とりあえず、もっとレベルを上げなきゃきついわね…… 思い切って、新しいポケモンを捕獲するって手もあるけど?」 「悪くないけど……僕はいまの2匹でもう一度戦おうって決めてるんだ。」 静香の提案に、そう答える。 今度も、ヒコザルとモモンとともに戦って勝とう。 その決意を、曲げるつもりはなかった。 「そう。 だったら、問題はレベル上げをする場所だけど……」 「うーん、どこにするべきかな……」 そうやって僕らが悩んでいるところに、誰かが歩み寄ってきた。 灰色の作業服に、黒縁の眼鏡…… つい先程バトルをしたジムリーダー、ヒョウタだった。 どうやら、彼もポケモンを回復させに来たみたいだ 「レベル上げなら、クロガネ炭鉱をおすすめするよ。 あそこの野性ポケモンはそこそこレベルが高いし、何より岩ポケモンが多いからジム戦の対策もできる」 「でも、あそこって許可がないと入れないんでしょう……」 ヒョウタの提案を聞いた静香が、残念そうに呟く。 「大丈夫。 僕は、あの炭鉱の責任者でもあるんだ。 僕が許可するから、遠慮なく使うといい」 彼がそう言うと、静香は嬉しそうに微笑んだ。 そんな様子を見ていた僕は、怪訝そうに問う。 「ありがたいんですけど……なんで僕にそこまでしてくれるんですか?」 ヒョウタはつい先程、僕を非難したばかりだ。 それなのに、今度は僕の力になろうとしている。 そのことが不思議でたまらなかったのだ。 そんな僕の問いに、ヒョウタは恥ずかしそうに頭を掻きながら答える。 「いやあ、さっきのあれはちょっといいすぎちゃったよ。 つい熱くなっちゃって……やっぱり僕はジムリーダーとしてはまだまだみたいだよ。 それに……」 「それに?」 「全ての挑戦者たちの、可能性を伸ばしてあげる…… それが、ジムリーダーたる者の使命なんだよ。 君の再挑戦を、楽しみにしているよ」 ヒョウタはそう言うと、僕たちに背を向けて去って行った。 僕はその背中に小さく「ありがとう」と呟いた。 その後回復したポケモンを受け取った僕は、静香に告げる。 「行こう、クロガネ炭鉱へ! そしてそこで腕を磨いて、もう一度ヒョウタさんに挑むんだ!」 ――たぶん、僕は今やっとスタート地点に着いたんだ。 ポケモンマスターになるための、長く険しい道のりの。 そして、今から始まるんだ。 ジム戦という、最初の壁を越えるための挑戦が。
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完結した作品一覧です 【=DPでも書こうか=】 【=ドラミ=】 【=ポケモンとのび太とノート= 】 【=金銀物語=】 【=新カントー物語=】 【=ルビー=】 【=出木杉の未来大冒険=】 【=セカンド=】
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ハイガードデッキ ステータス HP1240 パワー670 コスト78 (ハイパーガードデッキ) (デッキの内容)切=切り札向けカード くうそうずきなのび太x1 のび太のひるねx しずかのおやつx1 われをわすれたシータx1 ウッドゴーレムx1 あやかしこうもりx2 かみそりとかげx1 アーマービードルx1 ダークグリフォンx1 ライオンかめんx1 てっぺきのたてx1 いましめのいかずちx1 コロボックルx1 フェアリーパピヨンx1 バラバラx1 マウンテントータスx1 シェルクラーケンx1 ウッディーx1 フォレストドラゴンx2切 ケルベロスx1切 ふくしゅうのやいばx1 いやしのつるぎx2 いがまるx1 イワオx1 いがぱちx1 ネズキングx1 オロロンx1 デマオンドラゴンx1切 ひらりマントx1切 ミニドラえもんx1 ガンじょうx3切 かたずけラッカーx1 そっくり銅像キットx1 復原光線x1切
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前へ ここまでのあらすじ… 僕はのび太。 事件は出木杉の一言から始まったんだ。 「ポケモンの世界で遊ぼう」 僕、しずかちゃん、ジャイアン、スネ夫、出木杉、ドラえもんの六人は ドラえもんの道具「もしもボックス」で部屋をポケモン世界に変えることにした。 だけどそれが出木杉の罠だったんだ。 出木杉は僕の部屋だけじゃなく、この町全てをポケモン世界に変えてしまった! そして出木杉はドラえもんを奪ってこのポケモン世界の支配者になったんだ…… そして出木杉が自分の右腕となる部下を探すため大会を開くと知った僕達は ドラえもんを助けるためポケモンを強くし、大会に出場する事を決めた。 大会当日… 僕達は苦戦しながらも予選を突破し、本戦に進出した。 本戦の一回戦、出木杉が送りこんだ幹部の一人にスネ夫が 怪我を負わされるが僕達はみんな勝利することが出来た。 その後出木杉の家に入り、出木杉がママが死んだ現実から逃げる為に この世界を作ったことを知った僕達は 『出木杉をもとに戻す』という新たな決意をして二回戦に挑むことにした。 二回戦はダブルバトル。 僕はパパと共に幹部二人と対決し、勝利した。 だが次に現れたしずかちゃんは様子がおかしい…… しずかちゃんはペアになったジンと言う男に捕まったみたいだ…… ジンに勝負を挑んだが僕は負けて大怪我を負わされてしまう…… 次の試合 ジャイアンは幹部の二人との対決になったのだが試合直前にペアのゴクが幹部のリーダーと知る。 ゴクは圧倒的な力で幹部二人を血祭りにあげ勝利した。 次の試合の終了後 急に出木杉が現れて『トレーナーへの直接攻撃をありにする』と宣言する。 そして……困惑する中スネ夫は二回戦へと向かった… キャラのまとめ(ネタバレ注意!) 『のび太』 手持ちはピカチュウ、ハッサム、ホウオウ。 切札のホウオウを上手く使えるかがこれからのポイント。 そしてピカチュウの進化も…… 『しずか』 現在行方不明。 『ジャイアン』 手持ちはカビゴン、ブーバーン、バンギラス。 手持ちは巨体のポケモンが多い。 実はまだカンナが死んだことを知らない…… バンギラスの巨体の謎も物語の鍵? 『スネ夫』 手持ちはクロバット、ジバコイル、??? 自分の実力の無さを気にしており、のび太達のなかで一番努力をしている。 予選で出会ったクリスの二回戦を目にし、さらに強くなることを望んでいる。 『ドラえもん』 出木杉に現在捕まっており、物語の序盤以外は登場していない。 『パパ』 手持ちはカイリュー、ウインディ、ライチュウ。 のび太のパパで実力も高い。2chオタクでママと仲直りするため大会に参加。 『出木杉』 手持ちはミュウ以外謎。 周り全ての支配を望んでいる。 『ジン???』 手持ちはルカリオ、サンダー、???。 しずかを監禁した張本人。 実力はかなり高く幹部二人を一人で倒したうえのび太に怪我を負わせた。 出木杉に強い恨みを抱いていて正体は……… 『ゴク』 手持ちはエンテイ、ファイヤー、???。 幹部のリーダー。実力は高い…… だが昔イジメにあい、性格が歪んでいて残酷な戦い方を好んでいる。 気付いてる人も多いと思うがカンナを殺したのはゴクなのだ。 『出木杉四代からくり』 業火、雷電、疾風、??? 出木杉の幹部のロボット四人衆だが三人は倒されている。 後一人は…… 『クリス』 手持ちはレジロック以外謎。 ロボットの様にただ命令をこなすだけのように戦う。 トレーナーを狙う戦い方を好んでいていつもフードを被り、姿を隠している。 クリスの正体は…… 『ミュウ』 赤い目と黒い体。そして圧倒的な力。 出木杉最大の部下でありポケモン。 だが……このミュウの行動には怪しい点がある。 『タイムパトロール』 まだ登場していないが物語に絡む可能性はかなり高い…… スネコンビ対キクシスター 「スネ夫君にしては……良い作戦だね」 「それじゃあ行くよ」 スネ夫達はステージに出ていった。 バニー「それでは……試合始め!!!」 「クォクォクォ」 怪しい二人の老婆がさらに怪しく笑い、ポケモンを出した。 キクノ「ドサイドン」 キクコ「フワライド」 地面にドサイドンが降り立ち、フワライドが高く浮き上がる。 キクノ「私達のコンボ……」 キクコ「あなた達に破れるかしら?」 スネ「クロバット!」 スネ吉「ヨノワール!」 スネ「まぁもうすぐ分かるよ。君らと僕らの作戦、どっちが凄いか スネ夫はキクコ達を指指して言った。 キクノ「黙りなさい。ドサイドン、地震よ」 地震により、ヨノワールがダメージをうける。 スネ「なるほど……フワライドには地震が当たらないって訳か。 でもクロバットにも当たらないよ」 キクコ「ふふふ、焦らないことが長生きのコツよ。 ……あれ行くわよ!キクノさん」 キクノ「はい! ドサイドン、フワライドにロックブラスト!」 スネ「何!?」 ドサイドンの手の穴から無数の小石がフワライド放たれる。 キクコ「フワライド、たくわえるよ」 フワライドが小石を吸い込み、どんどん大きくなっていく。 スネ「たくわえる?……まさか!スネ吉さん、まもるを使え!」 キクコ「フワライド、はきだすよ!」 フワライドの口?から無数の小石が勢い良く発射され、 フィールドの半分に降り注いだ。 キクノ「一体生きたようね」 クロバットはボロボロになって倒れているが、ヨノワールはまもるの効果で無傷ですんだ。 キクコ「さぁこのコンボをあなた達は破れるかしら?」 キクコが少しイラっとするくらいの笑顔で聞いてきた。 スネ吉「うっ!……スネ夫君何か対策考えたかい?」 スネ「なるほどね… 上のフワライドに攻撃しようとすれば、威力の高いドサイドンの技の餌食…… そして下のバトルに集中すれば、あのコンボが来る…… 完璧だよ…対抗策何て無い」 スネ吉「えっ!……スネ夫君何を言って」 スネ「今はね。でもこのポケモンを使えば、あんた達の二体を一気に倒せるよ」 スネ夫が手のモンスターボールを見せながら言った。 キクノ「面白いわね……早くそのポケモンを出しなさい!」 スネ「分かったよ。出てこい、ナッシー!」 三人「ナッシー!?」 三人「ナッシー!?」 あまりに意外なポケモンだったので他の三人は驚きの声を上げてしまった。 キクコ「ここは初代のSSの中じゃ無いのよ!」 キクノ「そうよ、いい加減にしなさい!」 スネ「うるさいな!!!」 三人「………」 三人は今度はスネ夫の大声に驚いた。 スネ「こいつでお前らを倒すよ。絶対にね。 あと1つ警告。あの技はもう止めといた方が良いよ。 僕はあのコンボを完璧に破れるからね」 スネ夫の言葉に少し焦っていたキク姉妹だが落ち着きを取り戻し口を開いた。 キクノ「……何を言い出すかと思えば」 キクコ「そんなこと言って私達にあのコンボを使わせない作戦ね」 キクノ「これがあなたが言ってた作戦?」 キクコ「笑わせないで!早速そのナッシーを倒させて貰うわよ!」 キクノ「ドサイドン、ロックブラスト!」 キクコ「フワライド、たくわえる!」 フワライドが小石を次々吸い込んでいく。 スネ「今だ!ナッシー、タマゴばくだん!」 ナッシーの顔に新たな実ができ、フワライドに放たれる。 キクコ「なるほど」 キクノ「フワライドにタマゴばくだんを飲ませるって訳ね」 キクコ「でもこの距離じゃ……」 キクノ「絶対に当たらないわね」 タマゴばくだんは横に流されている。 キクコ「ほら、やっぱり……」 スネ吉「サイコキネシスだ!」 キクノ「な、何なの!?」 タマゴばくだんが急に方向を変えてフワライドの口に入った。 そして空に浮かぶヨノワールが姿を現した。 スネ吉「僕を忘れちゃ困るよ。ヨノワールは幽霊だから姿を消せるのさ」 ドォーン!!! フワライドが大きな爆音をたて爆発し、煙を上げて落ちてくる。 キクコ「フ、フワライド!」 スネ吉「ヨノワール、サイコキネシスでドサイドンにぶつけるんだ!」 フワライドがドサイドンに激突し、誘爆を起こした。 スネ「ナッシー、とどめのウッドハンマー!」 先回りしてたナッシーの強力な一撃でドサイドンは倒れた。 キクノ「ド、ドサイドン!」 スネ「馬鹿だねぇ。僕の挑発にのってコンボを使う何て……笑っちゃうよ!w」 キクコ「……タマゴばくだんはノーマル技なのに何で!」 スネ「口に石を含んでる状態で爆発が起きればどうなるのか考えろよ。 飛行タイプを持ってるフワライドにはかなりのダメージだよ。 これで納得した?キクノさん」 キクコ「私はコの方よ!もう許さないわ、ゲンガー!」 キクノ「出ておいで、カバルドン!」 ゲンガーとカバルドンが現れた。 スネ「さてと……あれをもうそろそろやるべきだな…」 カバルドンの特性で起きた砂嵐が強くなっていく…… キク姉妹「ふふふ……私達を本気にさせたことを後悔させえあげるわ……」 そう言ったキク姉妹の姿が薄れていく。 スネ吉兄さん「この作戦……どこかで…」 スネ夫「兄さん、下だ!」 兄さん「!?」 スネ吉の真下から巨大なカバが現れ、その巨大な口で噛みつこうとする。 スネ夫「ナッシー、タマゴ爆弾!」 タマゴ爆弾に気づいたカバルドンはまた地面に潜った。 兄さん「あ、ありがとう」 スネ夫「お礼は良いからもっと集中するんだ! 敵はポケモンじゃなくて僕達を狙ってる!」 シュン! 兄さん「うわっ!」 突然上から黒い塊のような物が落ちてきた。 スネ夫「シャドーボール!上からゲンガーが狙ってるんだ!」 無数のシャドーボールが次々と落ちてくる。 スネ夫「兄さん!ヨノワールでゲンガーを止めてくれ! 僕はカバルドンを倒す!」 兄さん「分かった!」 ヨノワールが上に浮き上がっていく。 スネ夫「……もうそろそろだな」 スネ夫の背後から巨大なカバが… スネ夫「今だ、ナッシー!ソーラービーム!」 ナッシーが放ったソーラービームがカバルドンを吹き飛ばす。 その瞬間盛り上がった砂の山の中からキクノが飛び出してきた。 スネ夫「そこに隠れてたのか」 キクノ「何故カバルドンの動きが…」 スネ夫「少しは自分で考えろ!って言いたい所だけど教えてあげるよ。 相手が僕を狙ってるなら話は簡単さ。ナッシーに僕を狙わせたまま 待機させておいたのさ」 キクノ「なるほど。でもまだカバルドンは…」 スネ夫「僕の目的はそのカバを地面から引きづりだすことだったのさ。 見せてやるよ。僕のコンボをね」 キクノ「そんなの待ってる程私はお人好しじゃないわ。 カバルドン、また地面に潜りなさい!」 スネ夫「僕の勝ちだよ。ナッシー、サイコキネシスだ!」 キクノ「そんな技効かな……これは!」 カバルドンの上から大量の何かが降りそそぎ、巨大な爆発を起こした。 カバルドンは倒れた。 キクノ「これは……タマゴ爆弾!?」 スネ夫「そうだよ。あんたが様子を見てる間に タマゴ爆弾を砂嵐で上に上げといたのさ。 上にはゴーストタイプしか居ないから気づかれないし、 サイコキネシスで操れば相手を確実に倒せる……これが僕のコンボさ」 キクノ「なるほど……普通は当たりにくいタマゴ爆弾を サイコキネシスで操ることによって 確実にしかも大量に当てられる……それでナッシーを選んだのね」 スネ夫は顔には出していないがかなり嬉しかった。 前回は幹部に怪我を負わされた自分が今度は幹部を押しているのだ。 スネ夫『待ってろ、クリス!お前は必ず僕が倒してやる!』 キクノ「でもあなた……1つ忘れてない? 私達は必ず伝説を持っている。 そして私は地面使い……意味が分かるかしら?」 スネ夫「……分かってるよ。早く出しなよ。グラードンを」 キクノ「ふふふ……それじゃあ行くわよ」 辺りを包む熱風と共にグラードンが現れた。 頬を汗が流れる。 スネ夫「これがグラードンか……想像以上にでかいな」 キクノ「早速行くわよ。グラードン、噴火だ!」 グラードンの口から激しい炎が放出され、ナッシーを包みこみんだ。 キクノ「ふふふ、まぁタイプの差ね。さぁ次を出しなさい」 スネ夫「……甘いよ。ナッシー、催眠術だ!」 キクノ「な!…」 グラードンの巨体が地面に倒れこむ。 スネ夫「ナッシー、グラードンの口の中で大爆発だ!」 グラードンの半開きの口にナッシーが入り込み、爆発を起こした。 もちろんグラードンは倒れた。 キクノ「グラードンが……こんな簡単にやられる何て……」 スネ夫「……どんなに強い相手も作戦によっては倒せるのさ。 最初から炎技が来ると分かってたら『こらえる』をすれば良いんだからね」 キクノ「完敗だわ……あなたの勝ちよ」 ……その後キクコの使うゲンガーとギラティナは強敵だったが ジバコイルの強力な電撃とスネ吉の嫌がらせ作戦の連携で難なく倒すことが出来た。 強かった砂嵐が弱まっていく…… バニー「勝者、スネ夫 スネ吉チーム!」 二回戦から一時間後 バニー「それでは……三回戦進んだ人達の入場です!」 1ブロック四人……合計16人がステージに入場する。 もちろんのび太達の姿もある……しずかちゃんの姿も。 のび『凄い威圧感だ……』 ここまで来ると一般人も幹部も相当な実力者。 凄まじい力を放っている。 バニー「それでは三回戦の主旨を発表します。 前回発表された通りトレーナーへの直接攻撃をありとします。 もちろんトレーナーが戦闘不能または死亡させた場合も勝利です」 「すいませぇん!」 急に手を挙げたのはゴクだった。 ゴク「相手を殺さずに攻撃し続けるのはありですかぁ?」 バニー「基本的に無しです。まず相手がギブアップしたらそこで試合終了ですから。 でも……もし相手がギブアップすら言えない状態ならそれは仕方ないことですが」 そう言うバニーは何かを楽しみにしている様な顔をしている。 ゴク「そうですか」 ゴクは満足そうな顔で手を下げた。 バニー「それでは三回戦の組み合わせを発表します」 主な組み合わせ のび太 対 憂作 ジャイアン 対 麻実 スネ夫 対 ミクリ 『サファリパーク(元裏山)』 パパ「来たか……」 のび太達はパパに言われた場所へと来ていた。 パパ「かなり危険だぞ。良いのか?」 三人の顔に迷いは無い。 ………… パパ「ここだ」 サファリパークの奥の奥……フェンスを越えた先。 見た目は暗闇…… 良く目を凝らすと大きな穴が開いていた。 三人「ここは……」 パパ「出木杉が逆らった者を処刑する時に使う『裁きの穴』って呼ばれてる場所だ」 のび「そんな場所で何を…」 パパ「この穴には実験に使われて使い物にならなくなったポケモンが大量に住んでる。 今からお前らにはこの穴に入って奥まで進んでもらう」 ジャイ「……もし途中でポケモンに負けたら」 パパ「もちろん死ぬ……この穴のポケモンは皆人間に恨みを持ってる…… 油断したらすぐにあの世行きだ」 スネ「そんな!殺されたら意味無いじゃん!」 パパ「死ぬ覚悟が無いとあいつらには勝てない……それくらい分かってるだろ? これからは油断したら殺される……そんな戦いになる。 お前らはこの穴で命を守る手段を覚えるんだ」 のび「僕……行くよ」 ジャイ「こんなんでビビる俺様じゃないぜ!」 スネ「ぼ、僕だって…」 パパ「……そう言ってくれると思ったよ。本当に死にそうになったらこれを使え」 パパから穴ぬけのヒモを貰った。 のび「行くよ、みんな……」 三人は暗闇の中に入って行った…… 次へ
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マーセナリーシリーズ 制作者:957氏 制作ツール:RPGツクール2000 概要 のびハザに登場したキャラクターを操って敵を倒していくミニゲームタイプの作品。 本家・ETからの変更点 作品全体を通したシナリオはなく、ステージ制になっている。 ステージに仕掛けが追加された。 その他 現時点で本編は未完成であるため、全てのシナリオをクリアすることは不可能である。間違っても新ステージ解禁の仕方が判らない等、スレで質問しないように。 未完成作品のため、プレイできるのはステージ1の『坑道』だけで、選択できるキャラクターものび太のみ。 更新が一度もされていないため、バグが修正されずに残っている。 最新版が公開されてから、一年以上更新がない。作者が失踪している可能性があります。
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【ゲーム】ドラえもん のび太のBIOHAZARD(PC) 【作者名】終太 【完成度】完結(08/08/11~08/08/31) 【動画数】9 【part1へのリンク】 【マイリストへのリンク】http //www.nicovideo.jp/mylist/7926963 【備考】 はああああああああああああ -- なみ (2010-01-05 14 49 21) konnbannwa -- 7735 (2010-04-09 20 11 31) 名前 コメント
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